※老木をコゲラがドラミンングしてる。吹きすさぶ木枯。鋭い高音の虎落笛。耳を澄ますと、老木の洞から妙な低音の中継が聞こえてきた。以下中継を再現してみると・・・
※両院議長が、演壇に並んで立ってます。国会議事堂大ホールには、両院議員が立錐の余地もなく集まっています。二人は顔を見合わせてから右手を挙げ大声を張り上げました。『宣誓!我々議員は以後、お互いを「センセイ」と呼び合わないことを誓います』
※議員席からヤジが上がった。「なぜだぁ~、なぜ‟センセイ”がダメなんだぁ~、説明しろ~っ」。両院議長が声を揃えて応える。『それは風紀担当者からご答弁申し上げま~す。風紀担当者君、よろしくお願いいたします』。風紀担当の官僚が立ち上がった。
※「ご答弁申し上げます。広辞苑には‟センセイ”とは、①先に生まれた人②学徳の優秀な人③自分が支持する人、またその人に対する敬称と書いてあります。その②~③において、教師や医師は妥当ですが、歴史的に政治家には当て嵌り憎い情況がありまして。
※ことに先般の総選挙では「政治とカネ」だけではなく③の、政治家を支持(信頼)できぬという国民の意思が示された、との分析が出ております。従って「政治家」は②と③併せて‟センセイ”の呼称は不適格ー-そんな国民の意思を受けての結果であります。
(職業的には、”先生”は「師士業」のこと。庭師の‟先生”は、暴れ放題の松を奇麗に整えてくれた)
※ヤジは収まり、両院議長は議員総会を閉会した。そう、今後は政治家がお互いを‟センセイ”と呼び合うことは罰則付きじゃないがルール違反、マナー違反となったのだ。「当たり前だよね、あの品性下劣な奴らが「先生」なんて以ての外だ」と街の声・」
(正しい‟先生”は、秩序の重要さを教えてくれる。)
※それでもね、と別の声が出た。『日本に生まれて良かった。‟センセイ”にゃ「先生や宣誓」だけじゃなく「先制・専制」もある。「先制・専制」を狙うプーチン、ネタニヤフ、トランプ、更にゃ独裁を進める「金正恩」「習近平」より、遥かにマシだろっ?』
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アメリカ人達はどんな将来を選ぶのか?どんな未来を描くのか?明日には決まらんかもしれんが戦々恐々だ。