【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「もっと知っとこ、‟知床”&未来」

※冬の進軍が急ピッチだ。植物も動物も人間も同様に備えを急ぐ。写真のススキが、霧氷に覆われるのは間近。土だって、凍土の化学反応直前だ。当地は凍土地帯だと、本ブログでも何度も書いた。が、『永久凍土』がすぐ傍にあるとは思わなかった。

 

 

※10月8日、道新は『知床に永久凍土』、とトピックを報じた。北見工業大学の「雪氷学研究チーム」が、サシルイ岳山頂付近の数十か所に深さ5.5mの穴を掘り、2019年の9月から温度計を設置。地中温度の測定を続けてきた結果、確認されたのだという。



※永久凍土の定義は、『2年以上連続して地中温度が0℃以下の土壌」。ロシアなど高緯度の地域に多く、国内では富士山や大雪山系などにしか確認されてない。いやぁ、気軽に凍土地帯と書いてはいたけど、まさか『永久凍土』が知床にあるとはねぇ。

 

※ご存じのように、知床半島伊豆半島同様、ハワイ辺りから流れ着いた地域。世界自然遺産に登録済みで、峻険な山脈、人跡未踏地域、羆などの野生動物、大量のサケマス類が遡上することでも有名である。そこへもうひとつ、自然の営みが明かになった。

 

※研究を主導した大野準教授は言う。「日本の永久凍土は地球温暖化の影響を真っ先に受ける場所。凍った土壌が解ければ、周囲の植生や地形や(気象)にも変化を与える』。この指摘を、反温暖化論のトランプは、どう受け止めるか。ま、気にもしないかっ?

 

(西日を浴びてオンコの木に停まって冬の準備か?ヤマゲラ

 

※それにしても、人類は地球の全容を殆ど掴めていない。「もっと知っとこ、‟知床”」、「もっと知っとこ、‟地球”」、さらに「もっと知っとこ、人類の未来」だ。チマチマ自己保身してる場合じゃないぞ、プーチン、ネタニアフ、そしてトランプよっ。