【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 『SNSもいいが、やっぱりHNL』

※2週間ぶりに、信州小布施への帰省及び東京での旧交から帰寒した。久しぶりに楽しい旅だったと同時に、情報と言うものに関して、考えさせられた旅でもあった。と言うのも…
※「つながる!つながる!」とか「人と人のつながり」なんてのが、ケータイ会社のCMだった。SNS(Social Networking Service)は、そんなテクノロジー社会の中で発展してきた。
※確かにトランプを見るまでもなく、SNSは凄まじい情報革命を世界中に蒔いてる。が、今回の帰省・上京はこうしたトレンドに煽動されぬ“知性”というものを実感させてくれた。

※写真の男性はコピーライターの大先輩である。業界の有名人でもある。もう45年のお付き合いになるが、草野球をはじめたのは、自分のほうが先輩だったので、モリシューと呼び捨てにさせてもらってる。
※彼の着てるシャツにご注目いただきたい。生地はテーブルクロス用のジャワサラサ。40年ほど前、現俳句仲間の「おかめさん」が贈ってくれた。モリシュー氏はこれを身に付けたいと思った。
※で、彼はウチの同居人と酒を飲んで話してた際にその話をした。すると「何でもデザインさえすりゃ、着れるのよ!」と言うことになり、テーブルクロスはシャツに生まれ替わった。
※そのシャツを、彼はわざと今回着てきた。話はここからだ。このシャツの襟ぐりには同居人ブランドのタグが付いてる。そして、そのデザインを担当したのがデザイナーのサッチンだ。

※今回ある酒場で我が同居人を除く全員が集合した。こういうのをSNSとは言わない!『HNL』(Human Networking Links)じゃないだろうか?つまり、人と人のつながりである。
※現在、全世界で共通する経済指標は「GDP」(国民総生産)である。が、「GHN」(国民総幸福度)を基調にしてる国がある。ブータンだ!こういう新しい指標があってもいい。

(2週間ぶりの阿寒、今年はコスモスがかなり貧弱だ。何かあったんだろうか?)

SNSでのつながりは、手軽、底が浅いッ、だから便利だというのが定評だ。が、一方で言いっぱなしが基本だから、自らを主張するだけに留まり、結果、炎上勃発と言うことになる。

(春紅葉は葉緑素が満たされないまま、本格的な紅葉になりそうだ。いやはや)
※その意味じゃ『HNL』には、『SNS』だけじゃ計れない、深〜いものがある。ただし、日本会議のような、日本赤軍のような『HNL』もあることを忘れないでおく必要があるから、要注意でもある。