人生
※日陰にはまだ雪が残ってるが、福寿草は満開となり、蕗の薹はアチラコチラで頭を出してる。アイヌネギ(ギョウジャニンニク)はまだ芽を出してないが、小鳥達の囀りにも力強さが戻ってきた。待ち遠しかった春だ。が、意外な落とし穴も待ってた。 (満開の福…
※「人はパンのみにて生きるに非ず」。聖書「マタイによる福音書4章4節」に記されたイエス・キリストの言葉だ。が、誤解を恐れずに言えば旧約聖書モーセの時代、いやそれより遥か以前から「大半は、パンのみにて生きてきた」と言えるんじゃなかろうか。 ※いま…
※ドアを開けると、カウンター前に山のように巨大な背中が見えた。銀座の「NAO」という10人も入れば一杯になるカウンターバーだった。午前1時は過ぎてたろう。巨大な背中の隣に座って横顔を見た。何と、TVでもお馴染みの「小林亜星」さんだった。 (亜星さん…
※誰にでも「オトナになった!」と実感する出来事があっただろう。ワタクシについて言えば、「リンゴの皮を途切れずに、一個まるまる剥いた瞬間」だった。小学5年、冬の入り口と記憶してる。今でも記憶してるんだから、大した高揚感だったに違いない。 (頂き…
※「北海道に梅雨はない」と言うイメージが日本中に定着してる。が、実態は違う。北海道にも「蝦夷梅雨」という列記とした梅雨がある。“冷涼””湿潤”雨模様の日が2週間も続く。間違えると植えたばかりの作物は、霜に焼かれ、全滅することになる。 (いとやんご…
※「ここいらにゃ12種類の柳があるのさ」。かつて営林署に勤めていた古老は言った。移住したての自分には「チョッとした驚きだった。柳の木は夏場のユウレイ背景に描かれてる「枝垂れ柳」しか知らなかったからだ。 (これらの写真は同じようなヤナギの花だけ…
※「令和」という元号になって、初の年末。「今年の一字」にも案の定、「令」が選ばれた。元号にはあまり関心の高いほうじゃないが、「平成元年」は記憶に残る元号だ。この年の12月16日未明、母親が帰らぬ人となった。看取った時のシーンは永久に忘れることは…
※「やっぱり見た目が9割」(新潮新書刊:竹内一郎著)が売れてるそうだ。が、「キノコマニア」や「山菜採り」に言わせれば「それは違う!」ということになりそうだ。 (毎年同じ場所に生えてくるが、食したことはない) ※上の写真は、ヒトヨタケ科のキノコ幼…
※恥ずかしながら、平家物語の「“諸行無常”の響きあり」を「“諸行無情”の響き」とカン違いしてた。それもだいぶ年齢が行くまでだ。ヴィクトル・ユーゴーの「ああ無情」(レ・ミゼラブル)と同じ「ムジョー」と思ってたのだ。 (セイタカアワダチソウの群落。…
(当地の空はいろいろな現象が起こる。この日も緑やピンクの彩雲が彩ってくれた) ※年が明けてから早くも3週間経ってしまった。大袈裟に言えば、去年のクリスマスあたりから二度ほど瞬きしたら今日になってしまってた、そんな時間感覚なんである。 ※心理学者…
※エゾハルゼミが鳴き始めた。ただ、例年の「全山蝉しぐれ」とは違う。「岩に染み入る」ほどの豪雨じゃない!。…と、突然飛んできたエゾハルゼミが窓外で妙な動きになった。※蜘蛛の巣に翅を取られたのである。蝉は逃れようともがく。その振動が糸を伝わって家…
※1944年9月、女系家族8人の疎開先で一人の男児が生まれた。男児はその後幼児期5年間を、女家族8人と母親が始めた洋裁教室の中で、たった一人の「オトコ」として育った。 ※おかげで男児は「女」の偉大さと「女」の感性を肌で感じることになる。その偉大さを25…
※これほど「生命」が大切にされてる時代はかってなかった。一方、これほど「生命」が粗末にされる時代もなかったと言っていいだろう。哀しきかな、これが今の人類の現実だ。※目が覚めると否応なしに、戦争、内紛、殺人のニュースが飛び込んでくる。一方、医…
※未だに「オトナ」という概念がよく理解できてないっ!が、誰にでも体験があるように、自分にも「オレは大人になったっ!」と痛烈に実感したことが二度ほどあった! ※一度めは中学2年の時。故郷の信州小布施は栗とリンゴの産地である。生栗やリンゴは子供達…
(コクワ[猿梨]の実が、今年はたわわ。果実酒を作るといいらしいが…) ※“秋”は一般的に豊穣の季節と捉えられることが多い。“実りの秋”“読書の秋”“スポーツの秋”…“味覚の秋”もある。あなたは、どんな秋を『選択』してますか? (ハマナスの実。「ハマナシ」が…
※2週間ぶりに、信州小布施への帰省及び東京での旧交から帰寒した。久しぶりに楽しい旅だったと同時に、情報と言うものに関して、考えさせられた旅でもあった。と言うのも… ※「つながる!つながる!」とか「人と人のつながり」なんてのが、ケータイ会社のCMだ…
※日本の「母子手帳」が海外で注目されているという。ことに発展途上国では、次々と取り入れる国、地域が増えてるという。だが、日本だってそう威張れたもんじゃない。 (雪解けを待ち構えたように。発芽発見、4月10日) ※日本が導入したのは1937年。「産めや増…