【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「植物のカオス」!

気象庁は9日、「エルニーニョ現象」が10月で終息したとみられると発表した。もうご存知のようにエルニーニョとは、南米ペルー沖の海面温度の高い状態が半年以上続く現象のこと。約7年周期で訪れ、世界的な異常気象の原因になると言われる。

(撮影:11月9日、こういうのを季語じゃ冬芽と言うんだろうか、チョッと違うなぁ…)
▼「やっぱり異常気象だったのかぁ!」。振り返ってみれば夏の豪雨、異常高温、秋の長残暑、巨大台風、アメリカでも史上最大のハリケーン「サンディ」に襲われ、万里の長城じゃ50年ぶりの寒波で、日本人旅行客が犠牲になった。

(葉をすっかり落として裸木になったのに、蕾だけ膨らませてる。来春、大丈夫だろうか?)
▼植物たちもこの異常気象に混乱してる。ウチのレンゲツツジは、葉をすっかり落としたにも係わらず「今は春」とカン違いして蕾を膨らませ始めた。他方、高級キノコのハタケシメジは「我が世の秋」とばかりに大きな株になった。
▼コギクだって「我が季節」である。例年と変わりのない対応だ。どうやら植物たちは「カオス状態」、種によってはノイローゼになってるのかもしれない。

(まだまだ、これから咲く積り。蕾がピチピチに膨らんでる)
気象庁は、エルニーニョ現象を踏まえて3か月予報(11月〜1月)で「今年は暖冬傾向」としており、終息によって予報を替える積りはないという。「一体どっちなんだぁ〜!」人間には心の準備が必要だぁ。

(撮影後、採ってスープにしようと思ったが、あまりに立派なので採らずに撮るだけにした)
気象庁に問い合わせたら、「地球、いや宇宙に聞いてください!」。そんな答えが返ってきそうなので止めた!そう、「植物のカオス」じゃなくて、実は「宇宙のカオス」であることに気がついたからだ。う〜む、いやはや…。