▼「月は地球の一部だ」という学説がある。かつてティオマトという巨大惑星と衝突した際、地球から弾き飛ばされた欠片が月、というわけである。因みにカリブ海には、その痕跡となる窪みが残されているという。
(こうして見ると月の周りを宇宙船がブンブン飛んでるとはイメージできない。かぐや姫のほうがいい)
▼「月は地球の子供であり、分身であり、子分である」この学説を知ってから、月は思いのほか新鮮な身内意識をもたらしてくれるようになった。ことにぽっかりと浮かぶ残月は、その身内意識を強く感じさせてくれる。
(白樺の木の股に残月を入れてみた。昔の遊具「パチンコ」で、最近話題の火星を狙えそうな気がする)
▼写真は月齢17.2日。12月2日朝7:00の残月。これから月末に向けて段々欠けていく月だ。夜ならば、ひとしお寂しくなるんだが、明け方の残月はフシギにそうならない。むしろ、活力をくれたりする。
(月の串団子はいかが?甘くはないかもしれません)
▼「よしよし」と愛しい我が子の頭を撫でてやるような気分で、レンズを向けてみた。チョッとだけ遊び心が頭をもたげる。子供心に還った癒しの一幕、月面旅行!冬でもこんな温かい気分になれるんだぁ…。要は心の持ち方次第だナ!