【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 ひとつになれるか、なれないか!

▼今年の流行語大賞にノミネートされた「爆弾低気圧」!その凄まじい破壊力が、ここ何日か北海道を襲撃してる。道東でも暴風雪警報や大雪注意報が何度も発表された。そして一昨日の夜中、吹雪がドカ雪を運んできた。
▼朝3:00。除雪車が今冬初出動。国道のみならず市道にもブルが重低音を響かせながら、忙しなく行き来する。積雪は20cm以上なんだろうなぁ。「あと3時間で、また雪かきだ…」

▼6:00。積雪31cm。近所中のクルマが雪に埋もれてる。放っておくと「アイスランド」になりかねない。ウイークデイより早く起きてクルマを雪から掘り出すオジサン。隣のオバチャンも雪を掻き始めた。小型ブルがエンジン音をあげる。近所のお母さんと小5の子も雪かきスコップで奮闘してる。「エライ降ったねぇ…」「重い雪だねぇ」声が飛び交う。朝早くから何とも賑やかだ。
▼普段はバラバラに生活してるのに、「大雪」となると、地域はひとつになる。共通の敵=雪が目の前にあるからだ。
こうして人類はひとつになって協力し合い、氷河期を生き抜いてきたんだろうか?

▼氷河期?そう言えば今は「政治氷河期」だな!中国、韓国、ロシア、イラン、北朝鮮…激動する世界にあって、我が日本は漂流する小舟。「今にも沈没しそうなのに何故政治家はひとつになれないのか?」イライラしながらスコップを振り回す。
▼疼痛の手と痛む足を引きずりながら、雪かきは2人で3時間かかった。流石に疲れた。冷えたカラダを温めたい。何気なしに灰色の空を見上げた。また雪が降ってきはじめてる。