【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 大晦日、雪の年越し

全国的には「いいお天気ですねえ」というのが挨拶代わりのようだが、コチラでは「滑るねえ」というのが挨拶代わりだ。ともかくよく滑る。道路がガチン、ガチンの状態なのだ。
凍ってる部分が見える昼間はまだいい。夜ともなるとアスファルトと氷の部分の見分けが付かない。
とりあえず黒く見える部分を避けて、膝を緩め、小股で地を舐めるように歩く。
これだけでも結構体力を使うのだが、この上に薄っすらと雪でも積もろうものなら最悪だ。雪はアスファルトも氷も一様に隠し、さらに氷を滑りやすくする。初詣なんて無謀、危険もいいとこ、論外ということになる。
さいわい、今日の大晦日、気象の神様は最悪の事態だけは回避してくれたようだ。
昨日から降り続いた雪が15cmほどになった。こうなると逆に道は滑りにくくなる。雪が抵抗度数を増してくれるからだ。神様は初詣に来させるために、チョッと手加減したのかもしれない。一面の銀世界は、今日に限って感動的だからフシギだ。
それにしても今年はいろいろあった年だった。温暖化に向かうプロセスの中で、さまざまな乱気流が発生し、「氷河期」に突入した年だった。
だが、今年を振り返るのはもうよそう!そう、人類は何度もの「氷河期」を乗り越え、生き延びてきたのだ。いや、むしろ「氷河期」の方が長かったのかもしれない。
みなさん、よいお年をどうぞ。来年は来年の希望を持って、ゆっくり歩いていこうと思います。
ご交誼のほど、よろしく御願いいたします。