【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 モノマネ名人、スゴワザッ!

♪ピー〜、ヒョロ〜、ピ〜、ヒョロロ〜♪
随分近くでトビが鳴いてる。「今日はヘンだなぁ、地表近くにまで降りてきてる!」。   ・・・と、近くの枝に一羽の鳥がいた。
「えぇっ、ウソだろう・・・・」。トビの鳴き声の主は、その鳥だった。頭は茶色、背中はグレー、羽の先には瑠璃色と白のだんだらがあり、まるでサファイアを散りばめたように美しい。
「ミヤマカケス!」と、阿寒国際ツルセンターのミユキちゃんは、インターネットで教えてくれた。「深い山の樹に巣を掛けるからミヤマカケス!」

(流石に、トビの声しか真似しなかった。写真が暗いのが残念だ)
ミヤマカケス:スズメ目カラス科カケス亜種。そう、実はあの憎っくきカラスの仲間。属名:ガルルス(ラテン語でおしゃべりな・・・)。体長は約33cm。北海道の山中に棲息、子育てを終えた冬近くになると山里に下りてくる。
容姿に似合わず♪ジャージャー♪と騒々しく鳴く一方で、この鳥トンデモナイ「スゴワザ」を持っている。何と、インコやオウム同様、モノマネ選手権のチャンピオンクラスだというのである。
レパートリーは広く、クマゲラ、トビ、アカゲラハルゼミなど、森の住人達だけじゃなく、ネコや救急車のサイレンのモノマネをする個体もいるという。

(背中のほうから撮れれば、尾羽の青をお見せできたのに・・・残念!)
だから、冬場のバードテーブルの常連客としては結構人気者なんだけど、でかいカラダでガツガツと餌を食い、独占しちゃうので、最終的には結構嫌われ者となるんだそうだ。
そういえば、こういうモノマネなんかで人気トリする独占欲の強いトリ、東京永田町の森にも数多く棲んでなかったっけ?
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