【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 二拠点生活 渡り鳥!

ウッソウと茂ってた木々が丸裸になった。枝の間から空が透けて見える。鳥マニアにとっては、垂涎の季節だろう。
まるで呼応したように♪ヒーヨ、ヒーヨ♪と騒がしい鳴き声がした。エゾヒヨドリである。数羽いる。「青森へ渡ったんじゃなかったんかいな」

(相変わらず写真がヘタだ!これじゃヒヨドリかどうか分からない)
毎年夏季、北海道にご長期滞在いただく「ヒヨドリご一行様」は、10月になると津軽海峡を青森へ渡り、ソコから本州各地に散っていくのが、ライフスタイルだ。エゾヒヨドリも多数含まれると言う。まさに2拠点生活である。
だが、渡り鳥といえども20kmの津軽海峡を渡るのは命がけだ。ことに猛禽類ハヤブサは、舌なめずりをしてこの時期を待っている。
ヒヨドリは何100羽の群になり、一斉に飛び立っては戻り、戻っては飛立ち・・・。やがて意を決したように、津軽海峡の荒波すれすれに青森を目指す。その数、年間2万羽!

(近づくと逃げる。なかなか撮影が難しい)
ハヤブサの襲撃!執拗なるハヤブサの襲撃!
餌食になるものも多数出るが、彼らは死力を尽くして青森にたどり着く。その悪戦苦闘の模様を一部始終、美しい映像に納めたNHK番組“ネイチャーワールド”は秀逸だった。
ところで、ここにいるエゾヒヨドリ留鳥組なんかいな。あの命を掛けた渡りをせんのかいな。それもアリかも知れんなぁ、余計な苦労することないもんナァ・・。
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