※「あれっ??」。ステージを控えて手櫛で髪を整えようとしてるのに、鏡の中の自分は手を動かしてない!手さえ見えない!怪奇現象か?超常現象か?50年近く前の、能登での夏休みのことである。
※数秒後にその原因が判明した。実は、覗きこんでた鏡は少し下を向いており、自分は鏡に映っていなかったのだ。替わりに、自分の前でお揃いのアロハを着て身支度を整える、後輩の「ヤシコバ」が映ってたという訳だ。
(鬼胡桃10兄弟。チョッと待て、兄弟というからには1粒、1粒DNAが違わなければならない)
※それ以前から皆から「そっくり」と言われてはいた。が、「ヤシコバ」は自分でも自分を間違えるほど、酷似してたわけだ。この事件は、「ロイヤル・アイランダース」の語り草になった。「遺伝子が重なってるんじゃないの?」
※人は人生の中で3人、自分似の他人に出会うという。「ヤシコバ」は当然、3人のうちのひとり。友人たちは、残る2人は当時の「青島幸男」と「赤塚富士夫」だと言った。あまりウレシクナイ「他人の空似」だ。
※ではコチラはどうだろう?日ハムの二刀流「大谷翔平」君と、NHK「おはよう日本」の気象予報士「渡辺蘭」ちゃん。男女の違いはあるが、DNAが大分重なってるんじゃないか?毎朝、蘭チャンを見るたびにそう思う。
(大柄なカサブランカ。この中のDNAがどうなってるのか、小宇宙を覗いてみたい気がする)
※クローン羊ドリー誕生から17年。今度はクローン犬が生まれた。これらのクローン動物は、「他人の空似」どころじゃない!100%DNAが同じだ。今後は、SF小説もどきのクローン人間誕生もあり得るんだろうか?
※鬼胡桃の実が赤くなり始めた。1粒、1粒のDNAは同じなんだろうか?カサブランカの花は?最近、DNAの3文字が脳内をパルスのように飛び交ってる。この夏の、豪雨や猛暑や日照り…もしかしたら異常気象のせいかもしれぬ。