【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

遺伝的継承!

※半年ほど前、道新の「今日の話題」に面白いコラムが載ってた。いつか紹介したいと思ってたのだが、なかなか機会に恵まれずそのままになっていた。どす黒い意図のありそうな衆院解散のいまがチャンスかも知れない。紹介しよう。
※コラム氏は、以下のように綴ってる。『今月、科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」電子版に興味深い論文が載った。マウスの体験が遺伝的に子孫に伝えられるとの内容で、米国の研究者が実験で突き止めた。

(半年前の5月6日の写真。尻尾の毛が少ないのはなぜかわからない。遺伝ではないと思う)
※ある匂いを雄にかがせて電気刺激を与え、匂いを怖がるようにした。すると子や孫もその匂いを怖がった。遺伝的継承は精子の解析で確認されたという。
※存在を脅かす危険から種を守る仕組みなのだろう。そして子孫のマウスが初めてかぐ臭いにおののくさまを想像すると今の私たちの姿と重なって見える。』
※この実験は、電気刺激への怖れの記憶が遺伝することを確かめた実験だ。コラム子は、特定秘密保護法の成立が、国民に与えた漠然とした恐怖の記憶は、子や孫に遺伝するリスクはないだろうか?と危ぶんで、このコラムをしたためた。
※が、この実験、逆はあり得ないだろうか。例えば、他を支配する快感を得たマウスには、やはり同じ快感の記憶が遺伝しないだろうか。ヒトラースターリン毛沢東のような乱暴、独裁資質が遺伝することはないんだろうか?
※英科学者「シェルドレイク」は、“過去の場が現在に影響する”という仮説を実証した。この実験同様、マウスを使って何世代も迷路実験を繰り返したところ、“成功組”だった子孫は何も学習しなくても何世代後も“勝組”だったのである。

(ここ2か月は見かけなくなった。キタキツネにやられてしまったのか、確かめようもない!)
※今回の解散選挙は「アベノミクス」検証選挙じゃない。「集団的自衛権原発再稼働・平和憲法廃棄・戦争憲法制定」容認選挙である。それをたった2週間で決めてしまおうとする選挙だ。勝利目標が低いのは、過半数を取れば「国民の信を得た」として暴走が可能になる。
※論理といい、強引な手法、独裁的頑迷さ、さらには企業的マーケティング目線など、祖父の岸伸介の遺伝子そのものである。
※ここを衝かない野党もマスコミも反アベ有識者(と言われる人々)も科学的・心理学的・社会学的視線に欠けてはいないか?近視眼的にありすぎないか?
※そういう意味で、もはや彼らに頼れないとすれば、我ら国民が孫子に至る禍根を遺さぬよう、腰を据えた“科学的・心理学的・知性的・理性的投票”を祈るばかりだ。