【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 7週末連続暴風雪警報!

※3月ももう3日。気象庁が定義する冬は過ぎた。呼応するように広島や大津、千葉、神奈川など列島各地から春の便りが届いいてくる。だが、何てこった、道東はまたまた暴風雪警報。今回は3つの低気圧が合体しての爆弾低気圧となった。
※それにしてもすごかった。一昨年の3月2日、道東で9人が亡くなった時の気圧配置と殆ど同じだった。「不要な外出は控えてください!」テレビが盛んに警戒を呼び掛ける。そして30時間、爆弾低気圧は大暴れしてからようやく千島列島方面に去った。

(重機で掻いた雪山。ウッドデッキの手すりは150センチなので3.5メートルはあるだろう)
※置き土産は大量の雪、氷の塊。知床のウトロでは2メートルと、観測開始以来の積雪となり、阿寒でも史上最多の累積積雪量となった。都合の悪いことに湿雪のため、重機もタジタジ。二車線の市道は1車線分しか除雪してない。まさに孤立と紙一重だ。
※それでも地域は何とか動きだした。冬晴れの中、除雪機のエンジン音がアチラコチラで唸りをあげる。屋根からは力強い落雪音。窓まで積もりあがった雪が少しづつ解ける気配…。やっぱり太陽は偉大だ!暴風雪の30時間、苦吟してた句帳を開いてみる。

(窓に迫る屋根からの落雪。窓枠が地表2.5メートルなので、コチラも3メートルはありそうだ。窓が埋もれないといいのだが)
※・空の底より雪湧いて降りてくる ・雪をんな村のみんなが見たと言ふ ・雪掻きで終はる一日でありにけり ・雪の白百色ありて雪が降る …いやぁ、雪の句ばかり、それも駄句ばかりだ!ただ、これは少なくとも暴風雪のせいじゃない。才能のせいだ。

(道路より1メートル高く立地してるので、道路から見れば4メートルの雪の壁が…。)
※今年、北海道に接近した爆弾低気圧は11回。過去15年間で最多だそうだ。北海道を覆うこの重苦しい空気週末毎の暴風雪サイクル何とかならんかっ!。明日も大荒れ。週末もまた雪予報…。日本社会を覆う重苦しい空気と相まって押し潰されそうだ。