【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「女子の勝ち」

東京都知事選「七夕ドラマ」の主役は、どうやら「織姫」になりそうだ。「織姫対決」が予想されてるからだ。「彦星」は脇役もしくはその他大勢がいいところだ。それもその筈、神話の時代まで漢字の歴史を遡れば、実は男は最初から脇役だったのだ。

 

ヤマブドウの強いこと、強いこと。毎年刈っても「緑の芽」を出してくる。いやはや!)

 

※何てたって「女偏」の漢字の多いこと、多いこと。女偏の漢字で「オンナの一生」が書けそうだ。例えばー--「その『娘』は『姫』として産まれた。『姉』『妹』と一緒に『姦』しく育ったが、年頃になると家同士の『婚姻』の習いに従い『嫁』ぐことに。

(今年も石楠花は花を咲かせてくれた。去年より早いっ)

 

※『妻』となって『嬉』しいことに直ぐに『妊娠』。『姑』に『嫌』われまいと『努力』するが、『姥』が浮気の子じゃないかと『妙』な噂を広げる。『姪』までが『妖』しい『奴』と罵る始末だ。『婿』を『好』きになりかけてた『娚』(めおと)にも破局が訪れ、出家して尼さんとなった彼女は、『婆』になるまで皆を恨んだとさ」。

(この高貴なヒオウギアヤメも・・・種を宿すと ↓ )

 

※それにしても「男編」にこんなドラマチックな展開はあるだろうか?辞書には約650の「女偏」の部首の文字があるのに対して、「男編」の部首はわずか45文字だと書いてある。そう、【650:45】。漢字の黎明期から『女』が主役、『男」は脇役だったのだ。

ヒオウギアヤメのアヤメ坊主。意外に強く、来年も咲いてくれそう)

 

※『女』を畏れた『男』達は、全世界的に己の生存しやすい社会形態やルールを構築してきた。(今も多くの国がそうだ)。実は「男は女に敵わない」のに。旧字には上記『娚』の外『女』と『女』にサンドイッチされた『男」の一字(うわなる)(戯れる意)もある。

(夏桃”ゆすら梅”の木に戯れる♂らしきキタキツネ。肥料に蒔いた鶏糞のせいかも)

 

※いずれにせよ、この50年で2万年かけて拵えてきた男社会の一角が崩れつつある。『嬉』しい(字を分解すれば、『女』が『喜」ぶとなる)限りだ。そう、漢字の黎明期が証明する『如』く、いよいよ太古のように「女が男をリードする時代」が来たのだ。

 

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※最近、男女を扱う話はセクハラ問題や「LGBTQ」問題などがあり、レッドラインがどこまでなのか難しい。だが、生物学的男女と社会的男女は別物だ。本稿は、漢字の黎明期から最終的に「女子の勝ち」との観点に基づいて記述した。世の男たちよ、覚悟せよ!「所詮、男たちは女たちには白旗を揚げるしかないのだ。だから、「東京都知事選七夕ドラマ」では・・間違いなく「生物学的に視野が広い女子」の勝ちだろうね。