【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「ツヨシ」に求婚続々!

去年の12月2日の日記に『釧路市動物園ホッキョクグマ「ツヨシ」は女!』と書いた。
『オスだったはず!の「ツヨシ」(名前は元日ハム野球選手、新庄剛からとった)が、先住の「クルミ」(メス)との生殖行動をとらないことから鑑定を依頼した結果、メスと判明したというわけだ。若い親達は、子供への説明をどうしようかと、悩んでると言う』
親達の悩みは、解決しつつあるようだ。
このニュースが発表されると、札幌丸山、大阪天王寺、おびひろ、秋田男鹿水族館、旭川旭山など、いろいろな動物園が、「クルミ」と「ツヨシ」の求婚に続々と名乗りを上げたのだ。天王寺動物園は、約2万5千人もの署名を持参した。
現在、国内では48頭のホッキョクグマが飼育されており、そのうち繁殖可能な者は36頭。5〜10年後には10頭前後に減少すると言うから、コチラも明らかに少子高齢化である。
適齢期の「クルミ」「ツヨシ」に熱い視線が集まるのは当然と言ってもいい。まあ、なにやら争奪戦の様相を呈しているのは異常とも思えるのではあるが…。
嫁入りさせるか、婿取りするか、関係者は侃侃諤諤の検討会を重ねているようだが、どうやら円山動物園の「デナリ」を釧路動物園に貸し出す案が有望のようだ。
親達はひと安心。「暗いニュースばかり多い世の中、少し明るくなりそう!子ども達にもいい話ができる」。
北海道新聞は、そんな動物の話題を何度も記事にし、地域を癒そうとしてるように思える。動物の話は、何だかエネルギーをもらえる。明日からは元気に、東京だ。