【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 俳句脳!

脳科学者の茂木健一郎俳人黛まどかが共著で「俳句脳」という本を出してる。
共著と言うのが正しいのかどうか分からないが、脳科学者と俳人という立場から俳句という文芸を考察し、対談も混じえて俳句の真髄に迫るという一冊だ。

(とんでもなく晩生のレンゲツツジ。こういう意外性がなぜか俳句脳を刺激する)
はっきり、くっきり理解できたわけじゃないが、どうやらそこには『「閃き」の根源がある』ようだ!
季語という情緒を十七文字という短い言葉の中に当てはめ、一つの世界を構築する。その構築のために情緒と論理の両方を融合させる・・・。
言ってみれば左脳と右脳の共同作業、それが「飛躍する脳の閃き」、つまり「俳句脳」ということになるらしい・・。
浅学非才の身、いささか理解が間違ってるかもしれないが、「俳句脳」は、茂木健一郎の「脳のクオリア論」(脳には、電気信号論や脳内伝達物質だけでは捉えられない、艶っぽさや、テカリなど、コクを感じる働きがあるとする論)と、日本人特有の情緒論を融合したところにある、らしい。
そしてその「俳句脳」は訓練でレンジアップする・・・。

正真正銘、昨20日朝9:00撮影、果たして閃きは・・・なかった!)
猛暑日が続く列島だが、台風6号のモーレツな被害が映像で流れてる。被災地は大丈夫だろうか、低気圧の影響で大地震は起こらないだろうか?そして蝦夷梅雨を迎えた北海道の放射能は・・・?
・深梅雨や放射能降る静かな夜
そうそう、俳句じゃないが、堀口大学のこんな短歌を思い出した。
・深海魚光に遠く住むものはつひにまなこも失ふとあり
民主主義のど真ん中にいて独裁を続ける菅総理大臣様に聞かせたい歌だ!
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