【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

言葉のアクセント!

▼最近、いろいろなものに自信を失ってる。そのひとつに、“言葉のアクセント”がある。
▼開店休業中ではあるが、コピーライターなぞというショーバイをやってるので、言葉に関しては多少の自信がある。アクセントに関しても「自分は正しい!」と思い込んでた。それがいかにゴーマンだったことか…

▼質問です。皆さんは、「八月」と口に出す時、どこにアクセントを置きます?…不肖ワタクシは、大した抑揚を付けずに「ハチガツ」と棒読み。記号で現わせば「→」という感じです。
▼だからNHKのアナウンサーや、気象予報士、さらにはコチラの人のように、後半の『「ガ↑」ツ』にアクセントを置いた言い方は、おおいに耳障り。「→」は「↑」とは交わりたくない、のである。
▼この違和感を何とか解消し、気持のいい状況にしたい!自分の正しさを証明したい!と言うわけで、チョッと調べてみた。…と、とんでもないことが判明した。何と!自分が正しいと思ったアクセントは間違っていたのである。ショック!
▼実は「〜月」のアクセントには「頭高型」と「尾高型」の2種類があり、頭高型は「九月」のように最初の一拍だけを高く発音する。「尾高型」は「〜月」の「ツ」のところまでを高く発音する。解説書は、頭高型は3、5、9月。尾高型は1、2、4、6、7、8、10、11、12月というのが正しいアクセント、と説明する。

▼いやはや、参ったな。というのも、ここんと頃、「コヨウ」「デンリョク」など、菅前首相を中心としたアクセントがおおいに耳障りで、テレビに向かって一人文句を付けてたんだが、自分が間違ってたんかぁ?
▼たかだかアクセントの話だ。さしたることじゃない。だが、何だかここから、地域問題や、親子問題が紐解けそうな気もする。今後チョッと追いかけてみたくなった。
▼ところで、写真のオンコ(イチイ)の実のアクセントだが、まさか尾高型だったり、頭高型だったりはしないよなぁ。やはり棒型「→」だよなぁ…。う〜む、自信がなくなってきてる。