【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

冬籠り準備!

▼結露は北国の宿命、寒い外気の証明、である。ま、暮らしには厄介もんだが、結露した窓が黒板代わり、指で字を書いてみるなんて楽しみもある。だが、今朝の結露には驚いた。

(きれいに伐られて積み上げられた薪。まるでモザイクみたいである)
▼朝7:00。窓が見る見るうちに曇ってきた。結露だ!だが、外は雨上がり。0℃だった昨日より冷え込んでるとは思えない。結露したことがない窓なので、指で「冬」と書こうとした。ところが……書けない!実は結露したのは、部屋側の窓ガラスじゃなく、外側!だったんである。
▼つまり……家の中より外のほうが暖かい、ということになる!こんなこともあるんだぁ。初めての体験だった。どうやら異常とも思える湿度を持った暖かい外気が原因らしい。10月20日で移住丸6年。まだまだ驚くことが山ほどある。
▼一方で、すでに7回目になる見慣れた作業と光景も見られる。冬籠りの準備だ。ウチじゃ、石油ストーブを使ってるが、まだまだ薪ストーブで暖を摂る家も多い。今年は、灯油から再び薪ストーブに戻す家もあるらしい。

(テマ、ヒマかかる作業。ハコヤナギなどの伐採木材が多いが、まさに宝物だ)
▼「薪ストーブは、心も温めてくれる」と愛好者は言う。「電力会社が原発稼働を前提として推奨してきたオール電化住宅は、確かに気温はちゃんとしてくれるが、心まで温めてくれない!」
▼冬に向けて、薪の準備が急ピッチだ。だが、この薪は今年のためじゃない。来年のストーブ用だ。暖を摂るためには、それなりの準備がいる。そのテマ、ヒマが実は人間の生きるスピードじゃないか?なんて考える。