【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

スペメン!

※初めて「イケメン」を耳にした時、新しい「カップ麺」か、もしくは「生麺」のことかと思った。だが、それじゃ話が繋がらない。よく聞いてると、なあ〜んだ、「イケテル男」の略だったんだ。恥をかかずによかったぁ!

(う〜む、ウチのレンゲツツジは他の家より成長が大分遅めだが、「イケメン」になりそうだ)
※だから「イクメン」という言葉に出会った時は、大して驚かなかった。多分、育児に参加する男のことだろう…。何しろ『子育てをしない男を父親とは呼ばない』。この厚生省のポスターが話題になってから何年も経ってる…。
※でも35年ほど前、義弟のタケチャンから「スペメン」という言葉を聞いた時にはブッタマゲタ。タケチャンは、1歳になったばかりの自分の子供のことを、そう言ったのである。……「Whats スペメン?」

(花開く寸前…。メンコイ、メンコイ、誰が何と言っても「スペメン」である)
※『スペシャル・メンコイ』の略だ!タケチャンは鼻を蠢かせてそう言った。参りました!スバラシイ言語感覚!そのタケチャンに、待望の孫が生まれた。今度は「ウルメン」(ウルトラ・メンコイ)だと言う。
レンゲツツジが今にも咲きそうに蕾を膨らませてる。自分の子供じゃないけど、タケチャンの気持ちが分る。「スペメン」「ウルメン」なのである。「イクメン」の気分も湧いてくる。生きとし生けるものは偉大だ。

(「ウルメン」を育てる「イクメン」の気持ちを、今後日本人は共有できるのだろうか。いやはや…)
※去年の合計特殊出生率が発表された。4年連続でわずかに改善したが、出生数は1万3705人減。1899年以来最低となった。晩婚化の影響が陰を落としてるらしい。「アベノミクス」は衰退する社会に対応できるのか?心もとない。