【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 360°大パノラマ開陽台!

※由りによって、どうしてこんな日に出張なのか?しかも、なんとケータイが故障しちまった。「人生だなぁ」と言わざるを得ない。いや、なに、道東沖で台風18号温帯低気圧化した台風一過の朝のことである。
※久しぶりにカラッと晴れあがりはしたが、5時からのニュースは、各地での「洪水・氾濫警報」を伝えてた。見れば、今日の出張予定道路が腰までつかる水で冠水してる。いやはや、どうする?

(眼下に緑の大地を見下ろすというのは、実にいい気分だ。東京スカイツリーに登りたい気持が分った)
※この分じゃ、何箇所も通行止めになってるかも知れん…。と言う訳で道路事情が分らない中、決定的に早く家を出た。案の定、途中2か所ほど土砂崩れや冠水で迂回を余儀なくされたが、思ったより早く目的地に着いた。

※約束の時間に少し余裕がある。で、地図を見ると今まで行ったことのない有名な観光地の名前が目に入ってきた。結構近い。そこから望むと「草原の地平線がま〜るく見える」と言う台地、“開陽台”!「行ってみるか」。
※標高270mの開陽台頂上は、360°の一大パノラマ展望。緑の大草原が東西南北に広がってる。確かに地平線がま〜るく感じられる。こんな雄大な風景は北海道、それもここだけしか見られない。
※いや、待て、この近所に確か「多和平」(たわだいら)という展望大牧場もあったなぁ…。同じように360°の大パノラマ。コチラも波打つ地平線がま〜るく見えた。

(放牧中の牛が、のんびり牧草を食んでいる。昨日の大荒れの台風のことは覚えてないだろうなぁ)
※道東の短い夏の間しか見れない何とも言えない優しい風景…。その雄大さは人間の小ささを改めて感じさせてくれる。これも台風のお陰だろうか。う〜む、今までは「人生だなぁ」は、自虐的な意味で否定的に遣ってたがプラスの方向もあるんだぁ…。