【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

アームチェア・マッシュルーミング!

※「雨の日の釣り師」という本がある。雨の日、釣り師は何をするのか?「アームチェア・フィッシング」と著者は言う。つまり揺り椅子の上で釣りの本を読んだり、大物釣りのシーンを回想してニタニタしたりするのである。

ハタケシメジ。地下に埋まった木材などから生える。一度場所を見つけると、後は時期を選定するだけ)
※ではキノコ採りは雨の日何をするのか?当然、キノコ図鑑をジッと眺めたりキノコ採集シーンを思い出したり、撮ってきた写真を見てニタニタしたりしてるのである。まさに「アームチェア・マッシュルーミング」である。

(牧場の境界線、道端などで採れる。ウチの裏にも生えてくる。鍋物との相性は絶品と図鑑にあった)
※かつて少年は今頃の季節、学校から帰ると仲間と連れだっては500mほど離れた雑木林や、松林にキノコ採りに行った。アミタケやジコンボを籠に入れ、意気揚々と持ち帰った。それが、みそ汁の具になった。
※少しは家計の助けになってる、と言う想いがあったのかもしれない。縄文の血が騒いでたのかもしれない。が、その記憶は毎年秋になると息を吹き返す。キノコが林の中から呼んでるのだ。この誘惑を断るのは難しい。

(どうやらツクリタケらしい。英語で言うマッシュルームだが、これは栽培種ではない。野生のモノ)
※秋雨が降ってる。昨日、採り残してきたキノコがある。傘をさして50歩ほど歩けば採取できる。が、老人になった少年はそうはしない。先日撮ってきた写真の「アームチェア・マッシュルーミング」に徹するのである。
※高級食材とされる「ハタケシメジ」がある。図鑑では良く分らないが「クマシメジ」らしきもの、栽培種としても定着してる白い「ツクリタケ」らしきものもある。「ハタケシメジ」はすでにキノコ鍋で食べちゃった。

(イグチ系とばかり思ってたが、「クマシメジ」の可能性もある。去年も特定するのに苦労した)
※それにしても何故英語にはキノコという単語が[mushroom]と[toadstool]の2つしかないのか?日本語には[マツタケ]を始めとして何千というキノコ名があるのに…。あ〜、この時ばかりは日本に生まれてシアワセ!と実感する。