【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

願いをひとつだけ…

※最近、ショートショートの大家、故「星新一」の著書が見直されてるという。その記事を見た時、かつて読んだことのある一篇を思い出した。タイトルは忘れたが、神様が「お前の願いをひとつだけ叶えてあげるから、その願いを言いなさい」という話である。
※「金か?仕事か?不老不死か?人間関係か?」若い(多分)主人公はおおいに悩むのだが、ふと思った。自分が主人公だったら「いまこの質問されたら何を願うだろう?」なかなか思いつかなかったが、借りて来たばかりの本のタイトルが目についた。

(「認知症にならないための決定的予防法」 ヴィンセント・フォーテネイス著 河出書房新社刊 勉強になりました)
※2030年には世界で6,570万人、日本でも420万人になると予想されてる認知症。これじゃ社会は成り立たなくなるんじゃないか…。「そうだ、これに尽きる!」何とか認知症にならずに、退場したい。で、お願いは「認知症にならないようにお願いすることにした」
※ただ、神頼みだけじゃどうにもなるまい。で、著者ヴィンセント・フォーテネイスが薦める「アルツハイマーを『防ぐ4ステップの処方箋(?アルツハイマー予防食 ?筋力強化 ?脳の強化 ?休息と回復)に真面目に取り組んでみようと決心した。
※考えてみれば、これはホリスティック医学協会の指導する「健康であるための“7つの生活習慣”」と同義語である。つまりは、生活習慣の改善こそ、認知症を予防する、ということになる。星新一が存命なら、このオチをどうつけただろうか。興味の湧くところだ。