【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 「ホワイトアウト!」

※この4日ほど、暴風雪警報を引き連れた冬将軍が猛威を振るってる。山梨や長野など本州に甚大な雪害をもたらした南岸低気圧が北海道の東海上に居座ってるためである。

(風の息の度に節煙が巻き上がり、周囲が見えなくなる。このような状態が、4日近く続いた)
知床半島の付け根の「ウトロ」では観光客が足止めされ、去年3月、地吹雪で9人が死亡した中標津(なかしべつ)では、警報が出る前から道路を通行止めにした。

(大荒れの天気のため、丹頂結婚式は急遽、国際ツルセンター館内に。本来はタンチョウ達の前で実施する予定だった)
※だが阿寒では「鶴は千年」に因んだ町おこしイベント「第3回千年祭」を規模は縮小して果敢に実施。「丹頂感謝祭」「丹頂結婚式」「鶴のひと声コンテスト」…さらには各種B級グルメ屋台が出店。スタッフの熱気が冬将軍を撥ね退けた格好になった。

(新郎・新婦に贈られた結婚証明書。1度つがいになると一生寄り添うツルにあやかって、お幸せな家庭を願って…)
※このところ世界中の異常気象が伝えられる。それだけじゃなく政治、経済の荒れ模様も大きく報じられてる。脱原発や教育改革、集団自衛権行使を巡る解釈問題、領土問題、貿易収支の悪化など、日本でも温暖化なのか、ミニ氷河期に向かうのか不明状態だ。

(掻いても、掻いても、毎朝吹き溜まりができる。車はすぐに動けなくなる)
※「ホワイトアウト」とは、モーレツな地吹雪が視界を遮り、自分がどこに居るのか分からない状態に陥ることを言う。我々はいま、その「ホワイトアウト」の中にいるんじゃないだろうか?
※気象における冬将軍は、春になればいずれは撤退する。だが、世界や日本を襲う政治的、経済的冬将軍が撤退する日は来るのだろうか?希望を持ちたい!ソチで銅メダルを獲った「ラージヒル団体チーム」のように…!!!

★「レジェンド葛西」率いるラージヒル団体チームがやってくれた!殆ど全員がボロボロの体で獲った「銅メダル」。個人で銀を獲った時には泣かなかったレジェンドが男泣きした。「後輩たちにメダルを獲らせてやりたかった。泣けました!」インタビューの一言がすべてだった。思わずもらい泣きした。いやぁ、こんな日本人もいるんだ!政治家も実業家も見習ってもらいたいもんだ…。

竹内智香クン、おめでとう!女子アルペン史上初のメダルになりましたね。ここまで来るのにいろいろあったけど、貴女の精神力の強さに頭が下がります。ありがとう。意志の強さは結果をもたらすことを改めて勉強しました。