【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

初夏は来たけど…

※ここ連日の猛暑で、あたりのレンゲツツジが一斉に満開となった。今年も例年どおり初夏がやってきた。ウチのレンゲツツジが周辺より1歩も2歩も遅れを取るのも例年どおりである。

(お隣のレンゲツツジ。ひときわ鮮やかなオレンジ色が、心を満たしてくれる)
※だが、今年例年どおりじゃないことがいくつもある。そのひとつが花の着きが良くないことだ。春先に危惧していたことが現実になった。圧倒的に花が少ないのである。もうひとつ、多くの枝が枯れて来てる。知人によると栄養が行き足りてないのだそうだ。

※どうやら相当疲弊してるらしい。冬の寒さに耐えきれなかったのか、それとも面倒見や愛情が足りなかったのか?ともかく例年与えてくれるふんだんな癒しを期待できそうもない。十分に育てられなかった痛恨の念が残る。

(いつも遅れ気味のウチのレンゲツツジ。今年は特に遅れてる。しかも、色が薄そうだ。愛情が薄いに違いない!)
※「アラブの春」は結局、民主主義を十分に開花させることに至らなかった。エジプトでは民意が独裁による安定を求め、シリアでは独裁者が独裁を正当化する毒を国民に押し付けた。民主主義を花開かせるためにはものすごい栄養がいることが証明されたと言っていい。

※英首相チャーチルは、「民主主義とは国民が政治に参加する最悪の方法である。だが、それ以外に国民が政治に参加する方法を人類はまだ発見していない」との名言を吐いた。だが、この名言をあざ笑うように世界のアチコチで独裁が芽を出し始めた。日本ではどうか?
※いろいろな文化の花を咲かせるためにはものすごい努力が必要だ。その意味で自分の花の面倒さえよく見れてないことに心が痛む。話は違うが阿寒には今年も春と初夏はやってきた。が、本物の夏は来るのか?今年はエルニーニョによる冷夏が予想されている。
★列島は北海道を除いて梅雨入りした。「北海道には梅雨がない!」と、気象庁は強弁するが、トンデモナイ!北海道にだって梅雨はあるのである。その証拠にこの時期、「蝦夷梅雨」という言葉が闊歩する。気象庁の強弁を鼻で笑うように今週一週間は雨の予報だ。