【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「ヨシ・アシ」を問い、「ススキ・カヤ」を知る!


(町内国道沿いの街路樹ナナカマド。もう少し秋が深まって葉が落ちてしまったほうが好きだ)
※17世紀「人間は考える葦である」との名言を残したのは哲学者・物理学者のパスカルだ。「人間は葦のように弱い存在だが、神は考える能力を与えてくれた」という人間賛歌である。
※ところで、このキーになってる「アシ」という植物だが、似たような植物の「ヨシ」とはどう違うんだろう?答えは・・・・同じもの!「アシ」と言う呼び名が「悪し」に繋がるので、縁起にこだわる関西人が、「良し(ヨシ)」としたのが起源だという。

(移住したての頃、ススキとカン違いしてたことがあった。無知は罪である)
※じゃぁ、呼び名じゃなく形態が似てる「ススキ」との違いは?・・・疑問に思ってる人も多い筈だ。これにはちゃんとした根拠がある。まず花穂。穂のスッキリしたのがススキ。ボウボウと広がるのが「アシ」。次に茎。空洞ナシがススキで空洞アリが「アシ」である。
※もっと分り易くは、白がススキ。アシは茶色。高齢者に言わせると「ススキは山の乾いた処に生えるじゃろ。アシが生えるのは湿原じゃ」う〜む、分りやすい!それで釧路からの国道240号沿い20キロの区間は、数か所しかススキが生えてないんだナ。

(釧路からの国道沿い、ススキの生えてる箇所を数えたら6か所だけ。あとはすべてアシだ)
※因みに、これも判然としないのだが「カヤ」との違いは?ウィキペディアには『カヤは屋根を葺くために使用される草木の総称』とあった。なるほど!草木の総称が「カヤ」かぁ…。これでモヤモヤが晴れた。脳は台風一過、秋の透き通った空のようだ。
※ただ「アシ」と「ヨシ」のように、ダジャレで使われる言葉は多い!「スルメ」と「アタリメ」は、賭場で「スル」は縁起が悪いからと、ヤクザが「アタリ」にしたことが起源らしい。都合の悪い事柄をダジャレチックに意味転嫁するAB政権と似たような論法だ。

(国道沿いの林中に群生するあるマユミ。真弓と書く。強靭なことから弓材として使われた)
※「防衛装備移転三原則」は明らかに「武器輸出三原則」だし「アンダーコントロール」は「アウト・オブ・コントロール」だよなぁ。「集団的自衛権容認」は「集団的参戦権容認」、「戦後レジームからの脱却」は「戦前レジームへの回帰」に間違いない!
※この男の舌は何枚あるかわからん。それを「ヨシ」とするか「アシ」とするか?我々国民の資質も問われてる…。