【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

“いとし”と書いて藤の花!

※ネット上では藤の艶やかな花が盛んにアップロードされてる。が、当地ではようやく芽が出始めたばかりだ。明らかに一か月半は遅いんじゃないだろうか。とはいえ、今年は例年と違ったウレシさがある。と言うのも、花が咲きそうな気配があるからだ。
(これまでこんな芽は見たことがなかった。これは花芽だとおもうんだが…)
※黙々と蔓を伸ばしては剪定され、また伸ばしては剪定され、パワハラに出会うたびに必死で明日を目指して耐えてきた我が藤っ子ではあったが、ここへきてようやく藤娘としてデビューするまでに成長したようだ。パワハラ当事者としては誠にありがたい話だ。
※藤の花言葉は、日本語では「優しさ」「恋に酔う」「決して離れない」、英語では「歓迎」「忠実な」などだという。藤の美しさを讃える言葉としては、標題のようなものもある。「“いとし”と書いて藤の花」の“いとし”は、モチロン「愛し」の掛け言葉。

※ただ、裏にはこんな遊びもあるようだ。“いとし”は「い」十「し」。ひらがなの「い」を い、い、い、い、…と縦に十個書いて、その十の「い」を、「し」で纏めれば、藤の花の絵になるという遊びである。「へのへのもへじ」と同じ絵言葉ということだ。

(山藤娘の3メートルほど背後にはオオバナノエンレイソウの群落が迫ってる)
※ウチの藤っ子は、蔓を左に巻いてる。図鑑には左巻は山藤、右巻きは藤棚でお馴染みの野田藤とあった。そうかぁ、やっぱり山藤かぁ…。ま、山ん中だからなぁ。いずれにせよ、藤棚にはない山藤娘の素朴な花を誇りを持って咲かせておくれっ!