【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

中国化する日本!


※写真で見るとそれほど悪相じゃない。むしろ優しげな外観と言っていい。しかし、実態は実に好戦的で野望達成のためには手段を選ばない凶暴な存在として名を馳せるようになった。いやなに、習近平や我がソーリのことじゃない。セイタカアワダチソウのことである。
セイタカアワダチソウは“外来種”ならぬ“害来種”の多年草として、ススキなどの在来種を駆逐して進軍を続け、今や日本列島を席巻するに至った。離農が進む北海道じゃ、利用されなくなった牧場などを覆い尽くし、手の打ちようがなくなってるのが現状だ。

※この“害来種”の最凶の武器は、他の植物の生長を抑える物質(アレロケミカル)を放出したり、動物や微生物を防いだり引き寄せたりする「アレロパシー」という領土拡張戦略である。日本語では「他感作用」と訳されてる。ススキたちはこれにやられた。

(まるで春の菜の花畑みたいだけど、実は…)
※9月3日、中国は「抗日戦争と世界ファシズム戦争勝利70周年」の記念式典と軍事パレードを行った。習近平は、軍事パレードで国産弾道ミサイルなどの最新兵器を次々と登場させ、「歴史を銘記し、悲劇を繰り返さず、人類の自由と正義、平和を切り開く」とスピーチした。
※「おや、ちょっと待てよ、どこかで聞いた風なスピーチだなぁっ…」ア、そうだ、我がソーリの「戦後70年談話」も、「人類の自由と平和に貢献する」としてたなぁ。が、それがどうして「国威発揚大軍事パレード」だったり、「安保法制強行採決」だったりするのか?

(家の周りにも押し寄せる…。何時かは共食いを始めるだろうけど、時間がかかりそう…)
※両者とも「力」を信奉して独裁政権を目指し、言論統制や異論を弾圧、強引な政治手法で政敵を沈黙させたり、メディアを駆使して陰謀を図ったり…。まさにアレロパシー手法を駆使してる。皮肉にも我がソーリはイチバン嫌いな“中国”化しちゃったみたいだっ!
※だが、セイタカアワダチソウの大繁殖は何時かは途絶える。周囲に自分たちしか存在しなくなった時、共喰いが始まるからだ。大阪維新の会のハシモト君よ、新政党なんかやめて自民党に入りたまえ。さすれば我がソーリとアレロパシーで共喰いになるんだけどなぁ…。