【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

翻意・転向・公約違反!

※それは、養女の小4の娘(つまり孫)の1通の手紙から始まった。自分が入院中の折の話である。手紙にはたどたどしい文字でこう書かれていた。『一生のおねがいがあります』。
※“一生のおねがい”とは「どうしてもネコを飼いたいんだけど、弟がアレルギーで自宅じゃ飼えない。で、ヨーコちゃん家(同居人はそう呼ばれてる)で飼ってもらえないか?飼って貰えれば、バスに乗って(30kmほど離れてる)しょっちゅう会いに行くし、何でもしますっ!」だった。

(推定生後2か月、♀。人懐きよし。ヨーコちゃんのバッグを遊び場に…。名付親=孫娘、「クルル」)
※実は、移住の際、ペットと生活することを諦めた。と言うのも姪一家は犬アレルギー、甥はネコアレルギーと言う複雑な状況が背景にあった。諦めた理由はもうひとつ。
※老齢化していく自分たちがペットを看取れるか?実はコチラのほうが大きかった。で、「一族や社会に迷惑をかけないためペットは飼わないっ!」と、方々で言いふらした。
※が、10年後、旦那入院中の2か月間、話し相手もなく一人で夕食を食べ、一人で生活してた「ヨーコちゃん」の気持は揺らいだ。猫好きの亭主とも相談の上、小4の孫に返事を書いた。
※「ヨーコちゃんたちが死んだ後、面倒見てくれることを約束できるかな?二人が出かける時、預かってくれるかな?弟のアレルギーも含めてお父さん、お母さん、弟と相談しなさい。それが約束できたら飼いましょう。
※飛ぶように返事が来た。『約束できますっ』。こうして、恥ずかしながら『翻意・転向・公約違反』の誹りもものかわ、釧路保健所に保護されてた子猫を引き取って飼うことになった。

(引き取り3日目。このクッションの柄のせいだろうか、乗せるとすぐに眠る)
※引き取ったのは27日。30日の金曜日からは、3日連続で夫妻と弟も一緒に猫と遊びに来た。どうやらアレルギーの影響はそう大きくなさそうである。よかったっ!それに、一族に会話がグンと増えた。

★それにしても熟慮した結果とはいえ、エライことになった。これじゃ10年は死ねないッ!毎日が新しい発見の日々とは言えいやはや…。小池百合子都知事の苦悩の一端が分かるような気がする。