【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「”Travel”は”Trouble”」

※「Travel」の語源は「Trouble」だという説がある。その伝で行けば、今回の一族旅は出だしから、その語源をなぞったものだった。というのも出発前、義妹から電話があり、「交通規制が掛ってるから、通れる道を調べて、探してきてくれ」と。

 

道東道も含めて、交通規制が掛っていて通行不能になりそう。集合時間に間に合わない・・・)

 

※そう言えば、半月ほど前の町内報で見た記憶があったなぁ。【9月16日、17日は『厚岸(あっけし)町で、「第42回全国豊かな海づくり大会」が開催されます。当日は天皇・皇后両陛下がご出席の予定。警護のための交通規制を実施するので御協力を】。

 

※早速スマホで検索すると何と、釧路空港から国道240号及びバイパス全てが規制対象になってる。「こりゃ弱った、釧路へ行けない!ま、ともかく現場まで行ってみよう」走り出して暫く、規制対象になってないだろう農道を思いだした。ハンドルを切る。

(牧草地が広がる農道を急ぐ。写真は後日撮ったもの)

 

※結果から行けば大正解だったが、農道からバイパスに出た後が異様だった。何と、100m置きに警護の警官が立ってるじゃないか。ただ、両陛下御一行様が未到着だったのか、停車させられる様子はない。「シメシメ、このまま行けそうだ」。

 

(細い道を急ぐ。写真は後日撮ったもの。外来種セイタカアワダチソウ

 

※が、100m程後方に着けてた車に赤旗が振られてる。自分は最後の1台になったというワケだ。その先に警護員はいない。やれやれ、農道に回り道したせいで大きな回り道をしないで済んだ。義妹の家に到着。札幌からの甥っ子一家を除いて殆どが到着してた。

(左右には輓馬の牧場が。この写真も後日撮ったもの)

 

※13回忌の法要を済ませた後、国道38号線を帯広方面に向けて出発。規制は掛ってないのでスイスイ走るが、交通量が多い。編隊を組んでの走行はできない。結局御一行様6台が、目的地十勝川温泉に到着したのは3時間後。バラバラの到着だった。

 

(距離メーターが偶然333.0kmを指してた。実際に走った距離はもう少し長い)

 

※夕食バイキングは、インバウンドの外国人たちで溢れてる。埼玉栄高校御一行様の名前もあった。ま、トラブルは交通規制だけだったが、出発から8時間改めて「Travel」は「Trouble」を実感した。昔から旅は予期しないトラブルの連続だったんだろうなぁ。

                  ★

※現代は誰もが簡単に旅行に出かける時代だ。が、最近でも「置き引き」や「ロストバゲッジ」、「ネット予約したホテルが廃屋だった」などのニュースもある。旅は「Trouble」でもあることを心に刻むべきだ。国境を自分の都合で変えようとする信用できぬ政治家もやたら多いということも、心に刻まなけりゃならない。