【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

1日12,000歩を目標に…

「散歩ですか?」と歩いている人に声をかけられた。
コチラの人は、「ウォーキング」とは言わない。
そう、冬の間凍っている道を歩く時には、大股、早足は厳禁!
転倒して打ち所が悪ければ、死亡することだってある。
だから、「ウォーキング」ではなく「散歩」なのだ。

週3日、月曜、水曜、金曜と「ウォーキング」することに
決めたのは4月16日に帰道してからだ。
一回大体8km。約10,0600歩。
健康管理のためでもあり、生活のリズムを創るためでもある。

今日は、Bコース。近くの牧場にいる「黒王」に会う楽しみがある。
「黒王」は、真っ黒い挽馬種付け馬。体重1トン以上はあるだろう。
いつの間にかオイラになついた。当地でも触れる人は少ない。
そりゃそうだ。分厚い胸。1.5mはありそうな首周りに巨大なヒズメ…。
物凄い迫力だ。近寄るだけでも踏み潰されそうで、恐怖感が沸く。
だが、つぶらな瞳と擦り寄って餌をおねだりする姿は、まるで犬だ。
オイラは、コイツに「黒王」と名づけた。

今日もオイラの姿を見かけると、「黒王」はすぐに寄ってきた。
顔を撫ぜながら、ヒョッと哀しみがよぎった。
北海道の文化である挽曳競馬は、いま存続の是非を問われている。
ソフトバンクの支援により、帯広一箇所だけの開催になってしまった。
「黒王」も近い将来、その役割が終わってしまうのだろうか?
「黒王」と分かれて歩き出す。家に帰るまでは、後7,000歩だ。