【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 脳の混乱!

三週間の本州放浪を終えて、阿寒に戻った。
3月31日にはあたり一面に30cmほどの雪が積もってたのに、林の陰の残雪を除けばすっかり解けてた。

でも、見慣れた風景なのに何かよそよそしい。そういえば、風呂も洗面所もリビングも、あらゆるものがなぜか、初めて泊まるホテルのような違和感を感じる。この違和感は何だ!
う〜む、どうやら3週間漂泊した影響で脳が混乱を起こしてるのかもしれない。

まあ、東京では阿寒で見掛ける人の100年分ぐらいの数の人が脳に焼き付けられたわけだし、小布施では65年分の記憶を辿ったわけだし、那須では5年ぶりの宿と満開のソメイヨシノを味わった。
その映像が何重にも重なってパソコンのCPUが不具合を起こしてるように、脳が混乱をきたしたのかも知れない。
人間の脳って、意外と対応が利かないのかもしれないなぁ。
何れにせよ、阿寒はまだ晩冬だ。ヤマザクラの蕾はまだ硬く、蕗の薹も開き始めたばかりだ。

この風景が網膜に定着するまでは、多少時間がかかるかも知れない。