【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

春、足踏み!

学校と桜は付き物である。
写真は50年前通ってた中学校と校庭の桜。もちろん校舎は建て替えられたが、50年前とそれほど変わらぬ風景だ。

小布施の人たちは、自らのことを誇りを込めて「小布施人(おぶせびと)」と呼ぶ。誇りの素となってるのが何かは分からない。
だが、歴史や北信五岳のパノラマを含めた風土がその要素となってるのは間違いない。

もうひとつ、誰もが「ちゃん」づけで呼び合うことと言ってもいいかもしれない。
84歳になってもお寺の「順ちゃん」であり、酒屋の「みっしゃん」である。
不肖ワタクシも65歳で「ゆうちゃん」と呼ばれる。これが子供のころから変わらない。このことが地域の一体感と誇りを育ててるのかもしれない。
時にそれが、不都合のこともあるが、この関係性が自分は好きだ。

満喫している小布施ではあるが、春は足踏み、昨日は夏日だったのに、今日は3月上旬並だという。
地球はどうなっちゃってんだろうか?エルニーニョ現象の影響だけだろうか?
何はともあれ、長逗留は終わる。
葛飾北斎の晩年も、こんな感じで小布施に長逗留したんだろうか?
「さて、そろそろ花のお江戸に戻ろうかい!」