【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 脳を騙す!

ここ何日かトンデモなく暖かかった。なんと7℃、4月上旬並みの日もあった。
だが、昨日辺りからまた寒さが戻ってきた。一度暖かさを体験しちゃっただけに、脳が寒さに異常に敏感になってる。気温以上に寒さを感じる。こんな時は、脳を騙すに限る。というわけで暖かかった時のことを思い出すことにする。

そう、去年は猛暑だった。15kmほど阿寒湖寄りの町内上徹別(かみてしべつ)で、列島の最高気温を記録した日があった。
ミヤマカラスアゲハが大発生し、カサブランカも大柄の花を沢山つけた。そういえば、盆踊りを幹事町内会として何とか終えて、8月16日は後片付けに大汗掻いてたっけ…。
写真を見るといろいろなシーンが鮮烈に思い出されてくる。脳内環境は一足跳びに夏になった。
すると……フシギなことに何だかカラダがポカポカしてくる。いや、錯覚じゃなく本当に暖かくなってきたのだ。

この話、最近「笑いが認知症に効果ある」と話題になってるのと相通じるものがある。つまり、脳は思いや意思によって簡単に騙されるということだ。ならば、人生は自由になる!
しかし、それがそうはいかないんだなぁ。写真を見てる間は夏だった脳内環境だが、写真から目を離して窓の外を見たら、すぐに冬の脳内環境に逆戻りしちまった。世の中、上手くいかないようにできてるなぁ…。