【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 無事、ご帰寒!

半年振りの長野・小布施から、台風に追いかけられるようにして東京へ。
さらに、節電中でエスカレーターが止まってる駅を大きな荷物を抱えてエッチラ、オッチラ、宿泊先目指して横浜へ。
半年前にはシンジラレナイ震災の影響を感じながら、翌日は阿寒への帰途に衝く。
台風の影響でヒコーキが飛ぶか心配だったが、無事に16:30タンチョウ釧路空港に到着した。何と5℃、東京の真冬並みの寒さである。
自然はあるがままなんだろうけど、台風といい、寒気といい、人間都合で考えると実に不都合な限りだ。

(これだけ密生して生えたヤナギマツタケは初めてだ!)
まぁ、何とか帰寒したが、出かける前より確実に日は伸び、草も伸びてた。「少しゆっくりしたいけど、しゃあない、明日は草刈だな!」
やれやれとの思いで山際を見たら、茶色の斑点が目に入る。「チョッと待て、ヤナギマツタケの幼菌だ」
人間都合ではありながら、これはすごくウレシイ贈り物だ。「明日の朝は、ヤナギマツタケの味噌汁だな!」。自然の恵みを心行くまでいただくことができる!
ここんところ、と言うか発生以来、人類はゴーマンになりすぎた。自然を征服することにエネルギーを注ぎすぎた。「その意味ではアイヌナバホ族の“八百万に神がいる”という生き方が、今後人類の生き残り方のひとつの指針になるかも知れん…」

(コリコリとした食感と味わい深さを思い出し、思わず唾が出た!)
そう思いながら、ヤナギマツタケをモギリ採ってる自分に、かなりウレシサを感じたりしてる。う〜む、人間はフクザツカイキ、キミョウキテレツだ!
★書き込みをドラックしていただくと文字がスミに変わり読みやすくなります。