【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 三大収穫物!

正確に言えば東北大震災から今日で丁度90日、3ヶ月ということになる。季節は冬から夏へと変化した。何だかカラダにエネルギーが戻ってきた感覚がある。やはり時間はいろいろな瑕を癒してくれるようだ。
「そうだ、ウド採りにでも行こう!」

(キビタキ:スズメ目:ヒタキ科13cmほど。♂。キレイだ)
似たようなことを考える人が多いのか、暇人が多いのか、山にはウィークデイにもかかわらず、アチラコチラにクルマが停まってた。
だが、何年か前に分け入った林道には車の影が見当たらなかった。しかもウレシイことに、林道のすぐ脇にウドの特徴ある葉っぱが沢山顔を覗かせてる。太いのだけを選別して3日分ほど収穫する。
と、頭上から♪ピピロ、ピピロ♪と野鳥の声。なあに大丈夫、カメラは持ってきてる。「ウド採り」は「トリ撮り」に変わった。鳥の声は♪ピッコロ、ピッコロ♪とも聞こえる。と、間近の枝に忽然と来て留まった。
「ワッ、キレイだ!」。喉から腹にかけてオレンジ色である。カシャッ、カシャッ!

(メスは地味。オレンジの色はない。エゾビタキもいるらしい)
3時間ほどの山歩きは三大収穫をもたらしてくれた。
第一は震災を少し離れて見れるようになった感覚、第二は結構な量の太いウド、そして第三は撮れた野鳥の写真。
う〜む、こういう至福の一日もあるんだ。でも、こういう日が続かんということは、知ってるだけになぁ・・。
★書き込みをドラッグしていただくと文字がスミに変わり、読みやすくなります。