【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

温度差31.7℃!

6月24日、埼玉県熊谷市では最高気温39.8度を記録した。国内の6月の観測史上最高記録を塗り替えたという。
「日本一暑い町!」を誇りとする熊谷市民でもさすがにグッタリだったようだ。

(不安定な気温のお陰で長持ちするレンゲツツジに早くもミヤマカラスアゲハが・・)
一方、阿寒湖畔では何と8.1℃。4月中旬並みの寒さで、ジャンバーを着込んでもブルブル。熊谷と阿寒の温度差は31.7℃もあったのである。
ま、これがエベレストと麓のジャングルの温度差なら話は別だが、両方とも平地での温度差だ。熊谷が30℃の真夏日でも、阿寒湖畔は零下という計算になる。いやはやすごい温度差だ。
だが、その低温度がウレシサをもたらしてくれることもある。レンゲツツジの花が例年より遥かに長い間もってるのだ。
しかも、例年ならカサブランカやユリの咲く7月中旬過ぎからやってくるミヤマカラスアゲハがレンゲツツジの蜜を吸いにやってきてる。それも3匹(動物学的には3頭と数えるらしい)もだ。「これは一体どうしたことか!」
よく見れば、ミツバチも花の周りをブンブン飛び回ってる。 

(まだ時期が早いせいか、小ぶりだ。一時たりともジッとしてない)
早速レンズを向けたが、彼らは恥ずかしがり屋なのか、カメラ嫌いなのか、止まってポーズをとってはくれない。
結局30分近く粘ったが、ミヤマカラスアゲハの写真が数枚、ミツバチは撮ることさえ出来なかった。
「もういいや、諦めよう!」。これ以上撮り続けるのを断念してカメラを仕舞った。
だが、後で気が付いた。ひょっとしたら、これもひとつの温度差かもしれない!狙った獲物を追いかける強い気持と、簡単に諦める執念の差!それが31.7℃もある。
総理の座にしがみつく菅首相と政権幹部の退陣に対する温度差も31.7℃ぐらいあるのかもしれない。その意味では、菅首相はエライ!立派だ…。被災者のことを何も考えてない!
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