【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 ライフスタイルは変わるか?

北国にもようやく早春譜が聞こえてきた。山際に黄緑の靄がかかってるように見える。ネコヤナギの白い綿毛が黄緑色に変わり始めたのだ。♪春は名のみの〜 風の寒さや〜♪ではあるが、一面の色が春を謳歌し始めた。

植物は基本的に頑固である。キチッとした体感センサーを持っていて、積算温度が初期設定温度にならないと衣を脱がないという。それが守るべきライフスタイルらしい。だが、頑固な植物も長い目で見ると微妙にライフスタイルを変えてるようだ。それぞれの勢力範囲を競ったり、北限と言われる範囲を超えたりする。その意味では、彼らも必死なのだろう。

ま、ここんところは、動物も似てはいるが遥かに融通が利く。例えば東北の山の中で育てられてたインドゾウがいい例だ。このインドゾウは、何と寒さ対策で熊みたいな剛毛を伸ばしたのである。
ここんところ震災の復興策が次々と立ちあがり始めた。福島原発事故収束のための工程表もようやく発表された。
だが、日本は震災以前の日本じゃない。どんなに復興してもそれ以前の日本には戻れない。離婚した夫婦のよりが戻ったとしても、離婚した事実は消すことができないのと同じだ。
この震災が日本人全体に問うているのは、ライフスタイルはそのままですか?もしくは少し変えますか?と言うことだと思うのだが…。
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