【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 フラガール!

最近、感動の続いてるニュースがある。震災の被害を受けて営業停止を余儀なくされてた、福島いわき市の大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」(旧名常磐ハワイアンセンター)が、営業を再会したというニュースだ。
この施設は、1966年、「東北のハワイ」めざしてオープンした。石炭産業の構造不況にあえぐ「ヤマ」が多い中、画期的な発想転換と地域一丸となった凄まじい努力で実現させた、見事な町おこしの成功例だ。

(マーチンの1967年型モデルウクレレ。今は20万円近くするという)
成功までの涙ぐましいまでの奮闘振りは、蒼井優主演、2007年度の日本アカデミー賞を受賞した映画「フラガール」に詳しい。若きフラガール達が、PRのため全国を行脚巡業、そのエネルギッシュな活動が後年の成功の素となったと言われる。フラガール達は、「いわきの女神」と言ってもいい。
45年後の3月、甚大なる被害を受けた「スパリゾートハワイアンズ」のフラガール達は、その後どうしたか-----------

[世界でたった1台のスチールギター、というのも6本+8本弦の改造機だから)
またもや、復興・復旧の願いをこめて全国行脚巡業の旅に出たのである。訪問した地域は130箇所以上に上る。
そしてその活動を映画「フラガール」を製作したスタッフ達がドキュメント映画にまとめた。タイトルは“がんばっぺフラガール 〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜”だ。映画は各地で上映が始まり、感動の涙をもたらしてるという。
逞しく生きる「ハワイの女神」達は、避難者やいろいろな人たちと元気を分ちあいながら、ステージに帰ってきた。
このフラガールOGの友人がおり、しかも、ハワイアンバンドの端くれを演ってた自分としては、わが身のことのようにウレシイのである。
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