【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「メタモルワラビ」の変容度!

※「ナァ〜ンだ、大して変わらんじゃん!」。噂の「メタモルワラビ」、ガリガリのツイッギー(古いなぁ!)から豊満なソフィア・ローレン(これも古い!)への“変容”を期待してたのに、チョッと裏切られた感じだった。
※イメージでは干しワカメ同様、水を得た「メタモルワラビ」は干される前の姿に膨らむはずだった。が、水に漬けて2時間。一向に元に戻る気配はない。それでも多少は膨らんだかなぁ?

(水につけて4時間。ただいま戻し中。噛んでみると味の濃縮度はスゴかった!)
※齧ってみる。ん、スジっぽくはあるが、確かに柔らかくなってきてる。もう少しだ。4時間。形は殆ど変わらない。…情況を理解した。一旦かさかさに乾かしてしまうと、色も形も20〜30代の瑞々しさには戻れない!
※だが、味見のために1本噛んだ時脳は驚いた!「なんと濃厚なんだ!」そう、見た目とは裏腹にしっとりと柔らかい!しかも陽の香りと甘み、旨みが口中に広がって来る!味蕾のひと粒ひと粒が、じわっとくる旨みを離さない!
※「そうか!“質の変容”が生じたんだ!」そう、カタチじゃなく質が変容したんである。「まさしく“メタモルフォーゼ”の本質じゃないか!」噛めば噛むほど味が出る。スルメのようでもあり、ヒトのようでもある…。

(干物ワラビと比較すれば、少しは膨らんでる。来年はウチでつくってみたい)
※この日は冷やし中華のトッピングに使ってみた。主役じゃないが、ポン酢辛子味、キュウリやモヤシに実によく合う!滑らかな舌触りは艶っぽくもある。もうチョッと膨らませたいなら、煮物がいいかもしれない。
※こうして7月22日付けの当ブログ「メタモルワラビ」の試食会は終了した。干し山菜の魅力をたっぷり味わった。いや、いや、人間、かさかさになっても、こんな風でありたいもんだ…。

★4日、5日と出かけるので本日アップロードします。