※思わず絶句した。と、同時に「やっぱりなぁっ!」とため息が口を衝いて出た。それにしてもここまで民主主義に牙を剥いて襲い掛かるとは…。モチロン、いま最も世の中を騒がせてる自民党若手議員の「文化芸術懇話会」と「安保法案」のことである。
(質問にモーレツな早口で反論してる我が首相みたい。国民監視の“目”のようでもある)
※この問題に関しては、独裁者及び独裁政党に揉み手で擦り寄ってた各種メディアも、流石に立ち上がらざるを得ない。同じ揉み手の経団連などが乗ったりしたら各メディアの存在理由などないし、経営問題になりかねない。穏健な良識派の人生も意味がなくなる。
※が、公共放送のNHKはこの手の経営問題は全く意に介さなくてもいいっ!できれば窮地に陥りそうな政権を支援したいところじゃ?何しろ首相肝いりの会長がいるんだから…と思って6月26日夜のニュース番組の野党質問と我が首相答弁の露出時間をチェックしてみた。
※結果は以下の通りだ。案の定、NHKのBS1の20:00台ニュース+21:00のニュースウォッチ9は、同22:00のTV朝日系「報道ステーション」に比べて、我が首相の露出時間が際立って長かったのである。
(固い殻が自慢の鬼胡桃が育ってる。殻の中に秘密を隠してたら、金槌でも割れない!)
★6月26日(金) NEWS番組 野党 首相
★NHK BS1+NW9 計15分 8.60% 42.30%
★報道ステーション 17分 6.10% 10.60%
※モチロン、少ないサンプルから結論を導くことはできない。さらに、単に露出時間だけの問題じゃない、という議論もある。が、接触頻度と接触時間が多いほど『自らの主張を強調できる。同時に出演者に親近感を持たせることができる』のは口コミを含め、メディア論の常識だ。
(コウリンタンポポ。北海道では「生態系に重大な影響、防除対策の必要性について検討する外来種」別名エフデギク)
※我が首相はナチス同様、ゲシュタルト心理学を熟知してるように思える。そしてNHKはその政権の広報機関としては有能であると思わざるを得ない。都合の悪いことは「知らしむべし」。が、「接触機会を増やして主張と親近感を醸成すべし」だ。
※今回の私的リサーチは、次のことを決心させてくれた。「NHKスペシャルなど、大型番組には歓迎と敬意を表す。が、政治にまつわるニュースは決して信じちゃいけないっ!何か思惑があるっ!」