【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 “根開け!”

※毎朝−15℃ぐらいの冷え込みが続くが、自然は雄弁だ。阿寒にも先遣隊の春の使者がやってきてることが分る。いよいよ“根開け”が始まった。

(この1週間で急に“根開け”が拡大した)
※“根開け”は“根回り穴”とも言われ、樹木の幹の周りに雪解けの穴ができる現象。理由には諸説あるが、枯れ木の周りにも起こるので、どうも樹木自身の発熱じゃないらしい。

(オンコ=イチイもそれなりに、“根開け”てきた)
※最も有力な説が、太陽光の反射に依るものだ。樹木の周囲にある雪面は光の反射率が高いのに対し、幹は光を吸収し易く、局所的に温度が上がり雪解けが早く進むというもの。
※他に、暖かい雨が幹を伝って幹周りの雪を解かすとか、もともと幹の周りだけ積もる雪が少ない、さらには、幹周りで生じる風の流れが雪解けを早める、などもある。

(密集地はこんなに大きくなった。元々積雪が少なかったのかも?)
※いずれにせよ、こんなバカな研究をやる研究者はいないらしい。自分を含む人々は“根開け”を見かけると、春が近いことを感じてホンワカとした気分になるだけである。

(同居人のジャンバーの中に・・。この分だと散歩猫になれるかも・・)
※♪春〜よ来い、早〜く来い♪や♪春〜は名のみの〜 風の寒さや〜♪を口ずさむ日々。沖縄じゃ水が温いらしい。千葉でも菜の花が満開だろう。あと1か月半、1か月半だっ!