【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

急げや、急げ、生き急げっ!

アスファルトの上を全身の力を振り絞って進んでる幼虫がいる。調べるとキアゲハの5齢(終齢)の幼虫らしい。コチラじゃもう晩秋。生き急がないと、命は果てちゃうっ!(この幼虫が、あの美しいキアゲハになるなんて…チョッと感動ものだ!)


※ウチも今年3回目の草刈りが終わった。そう言えば、去年の今頃は入院してたんだった。一度退院したが、半月後には再入院と相成った。だから、秋の、この風景を見てない。

※オンコ(イチイ)の実が赤く熟したのも、秋の蝶が弱々しく舞うのも目にしてない。目にしてたのは病院の白い天井と、延々と落下を続ける続く点滴の滴だった。

※去年もヘンだったが今年もオカシイッ!春紅葉で紅く染まったエゾヤマザクラは、ついに葉緑素に満たされることなくそのまま本格的な紅葉になりそうだ。これは初めての経験だ。


※振り返れば、例年青々とした若芽を伸ばすオンコは、雪解けと同時に真っ赤になり、3本が枯れてしまった。町中で同じことが起こった。町の皆は「塩害」だという。
※海岸から20kmも離れてるのに果たして「塩害」はあるのか?それとも何か他の原因が?台風18号の影響で、滝のような雨が降り始めた。この分だと200mm位はいくかもしれない。

※何かがヘンだ。どこかが狂ってる。人間も例外じゃないっ!北朝鮮情勢が不安定化する中で、今こそチャンス!と衆院解散を画策するバカも出てくる。大義は何だっ!まるでパソコンの『リセット』みたいだ。ボタンを押せば、すべての局面はゼロになるっ!これじゃ、トランプ同様、“境界性パーソナリティ障害”が疑われても仕方あるまいっ!



※残された時間は少ないッ!と、幼虫が生き急ぐのは象徴的だ。幼虫はもうすぐ冬が来ることを知ってる。『HBC』ではもう、毎年恒例の“札幌初雪予想クイズ”が始まった!冬が来る前に孵化、子孫を残さねばならぬ。が、子孫を残すのがいいのか、どうか、幼虫は知らない…。






★考えてみたら、明日は誕生日だった。本当は今日だったんだが、昭和19年9月19日と、『「9」が3連「9」になるのは、将来「クルシミ」が続く』と、バーチャンが20日で登記してしまった。オイラの人生、最初から歯車が狂ってたのかもしれない。


台風18号が猛スピードで道内を通りすぎた。幸い、当地では去年みたいに被害は多くなかったが、それでも停電や断水、冠水など、いろいろな被害は出た。自然の猛威はスゴイっ!これでまた一歩、冬が近づいた。