【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「大運動会inやませ」

※モリシュー氏とサッチンが帰京して以来、朝晩だけじゃなく昼間もストーブを手放せない日々が続いてる!かつて東北地方を散々悩ませた「やませ」のせいのようだ。

 

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(4月上旬並みの寒さの中、レンゲツツジは咲く。ハイマツの中にあるのが好きだ)

 

※「やませ」とは、ブリタニカ国際百科事典によると『北海道や東北地方関東地方梅雨や夏に吹く冷たい北東寄りの風。本来は山を吹き越す風を意味した。長期間にわたって吹くと冷害をもたらすため,餓死風や凶作風などといわれ恐れられてきた。冷たく湿ったオホーツク海気団からの北東気流で,もともと冷湿なうえ,霧を伴うために日照量が不足し,農作物への被害が大きくなることがある。』

 

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 (まさに冬の装備である)

※まさに4月上旬並みの冷涼湿潤な風の中「芦野小学校」の恒例大運動会は予定通り開催された。応援団の家族の服装をご覧いただきたい。キルティングやジャンバー、毛布などを纏い、さらにはホッカイロを貼りつけての文字通り完全武装である。

 

※そう言えば、去年も一昨年も同じような寒さだった。なぜ、この時期に運動会なんだろう?なぜ「天高いスポーツの秋じゃないんだろうか?」もしかしたら極寒から解放されたウレシサのせいだろうか?何しろ半年以上はも酷寒に閉じ込められてたんだ!貯めこんでたエネルギーを吐きだすには、6月の今を置いてないっ!

 

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(力を合わせて協力するのが綱引き。ローマ時代にもあったんだろうか?)

 

※運動会はヨーロッパなどの職工体育的行事が発祥と言われるが、日本では「国威発揚」「富国強兵」「健康増進」が大目的だった。その意味じゃ軍事教練に近い競技が多い。モチロン、かけっこなどは「個」の力を競うものだし、「綱引き」などは協力の重要さを指導する教育的な深~い意味も込められてる。が、札幌辺りじゃ午前中だけでお終いという小学校も増えてるという。

 

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 (軍事教練のシンボルとも思える騎馬戦が今だに残ってる)

 

※理由は様々だが、最近では運動会の練習に時間を割けないことやら、教師が大変なことやら、応援団もまた、腰を引いて来始めてることも多いと聞く。「皆で食べるお弁当が楽しみなのに・・・」と残念がる声も多いようだが、これも時代の流れか?

 

※「芦野小学校」では午後の部に備えて昼食時間がたっぷりとられた。が、「やませ」の中じゃ楽しみは半減だ。「寒い、寒い」を連発しながら食べたので、20品に及ぶ豪華絢爛たる4家族持ち寄り料理の写真撮影を忘れちゃった。・・午後の部最終種目はやはり、応援席も一体となっての紅白リレーだった。この「戦意発揚」は凄いものがある。

 

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(まるでホテルのバイキングのような豪華絢爛さだった。お見せできないのが残念!)

 

※さて、午後2:30には終わった「大運動会inやませ」だが、世界中にはいま「大やませ」が吹いてる。オホーツク気団の代わりに吹き荒れてるのは「米州トランプ大寒気団」である。他に「シンゾー低気圧」などもあることはあるが、小せえ、小せえ。

 

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(甥っ子の息子が副会長で締めの挨拶をおこなった。身内贔屓だがいい挨拶だった!)

 

※この「トランプ大寒気団」の吹きだす寒風は、何時になったら止むのか?不安定で気まぐれだからどこへ向けて吹きだすかワカラナイっ!あちらこちらに向けて吹いてくるこの寒風を、「シンゾー低気圧」は、揉み手をして迎えてる。その意味じゃ日本はこの先「大冷害」を覚悟しなけりゃなるまい。