【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「火、水、土、風、鳥、密、国・・など」

※表題は、ある二字熟語の頭の文字を切り取ったもの。さて、後ろには何の文字が付くでしょう?「葬」?♪ピンポーン♪正解っ!「葬儀」には地域や文化によって様々なカタチがあることが分かる。それにしても、古今東西、人は何故「葬儀」を行うんだろう。

 

(窓の外で羽ばたいていた蝶。翌朝窓の下に横たわっていた)

 

※日本大百科事典によると、サピエンスは古代から「死者は社会的な存在」だと捉えていたという。文字の成り立ちも「草むらの中に死者を埋めることを示している」そうだ。(草冠の真下は「死を表す「歹」(がつ)とヒトを表す「ヒ」の組み合わせだ)

 

(動物に「葬儀」があるなら、植物にあってもいいだろう)

 

※そうかぁ、「死者は社会的な存在」「死者は社会の一員」というのが、サピエンスの原点かもしれないなぁ。もっとも、哺乳類は、子の死や仲間の死を悼むそぶりがよく見られる。サピエンスだけじゃないのかもしれない。

 

ヤマブドウも去年の秋切ったにも拘らず、今年も芽を。この木にも悼みを)

 

※英国エリザベス女王の逝去は、英国だけじゃなく世界中に哀しみをもたらした。棺が納められた「ウェストミンスター寺院」には7㎞にも及ぶ弔問の列が続いたという。涙を流す国民も多かった。女王が国民から如何に敬愛されていたか、言うに及ばない。

 

※昨日の「国葬」は荘厳だった。翻って我が国の「国葬」は反対者が賛成者を上回る。そりゃそうだ!元首相の評価が不明の情況で、強引に実施される日本の「国葬」。彼我の差は「国民主導の敬愛国葬」と「政治的思惑による酷葬」ということだろう。喝!