【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「ドロ喰い」

※8月15日付の道新朝刊でドキッとする見出しを見つけた。【ササが一斉に開花した】。なぜ恐ろしいのか?恐怖の理由は、SF作家半村良の「妖星伝」にある。半村は書いた。『ササの花の一斉開花は、飢饉、やがては人類滅亡の不吉な前触れ』だ。

 

(写真はクマザサだが、今回の一斉開花はチマキザサ節らしい。一斉に枯れた状態を想像してほしい)

 

※というのも「ササの花が咲くのは、数十年~百数十年に一度。広大なササ原は一斉に咲いた花で溢れ、実を付ける。当然、ネズミが大量発生する。その後、枯死したササ原から飢餓状態のネズミの大群が餌を求めて移動し始め、同じイネ科の米に襲い掛かる。結果、稲は全滅、百姓は米を失い、「生きるためにドロを食う」というワケだ。

 

(ササが枯れた後、ササ原に戻るまで20~30年かかるとされてる。自分はもう生きてない)

※記事は【今夏、道内の広範囲でササが一斉に開花する珍しい現象が確認されている】として【研究所などが情報収集を始めた】とあり、【一斉に開花した理由は不明】だが【このまれな現象とその後に起こることをしっかり記録する必要がある】と結んでる。

 

台風7号の余波でモーレツな雨が降った。窓を流れる雨。なんかがオカシイ)

※8月なのにストーブを焚くほど寒い日があったり、猛暑日になったり、ササが一斉開花したり・・・一体、北海道に何が起こってるのか?いや、日本列島でもダブル「ノロノロ台風」が来たり・・・さらにはハワイ・マウイ島が山火事で丸焦げになったり・・

 

(もはや、夏紅葉なのか、本物の紅葉なのかワカラナイ)

※どうやら我々人類は、「各国との共存」を図る前に、「地球との共存」を図らねばならぬ時代に直面してるようだ。プーチンよ、戦争なんかやってる場合じゃないっ!政権維持に腐心するあまり、自国の国民が「ドロ喰い」にならないように警告するっ!