【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 電力需給危機!

立秋が過ぎた。
皮肉なことに、本州ではこの日を境に猛暑がぶり返したようだ。阿寒でも朝晩漂い始めた秋の気配と、真夏日がせめぎ合ってる。ヒマワリやユリとコスモスがそれぞれ“My Season”を主張し始めたのである。

(わずか2ヶ月で2mを超えた。まさしく“My Season”である)
夏は、菅首相のように「そう簡単に退陣せぬぞ!」と居座り、秋は、次期党首を狙う候補者達のようにヒタヒタと押し寄せる・・。ま、悩ましい混沌の季節である。
実は、この50年ほど消費電力のピークは甲子園の決勝戦日の14:00頃だった。各電力会社はこのピークに合わせて電力最大供給量を決定してたと聞く。甲子園は、暑い日本列島をさらに熱くするのがお決まりだった。

(今年はなぜか白い花が咲いた。例年だと紫のカサブランカの筈なのに・・・)
第93回全国高校野球選手権大会が5日目となった。嬉しいことに被災地の福島聖光学院が延長戦を制し、二回戦に駒を進めた。地元では感動の涙に咽んだ人が多かった。期待は一気に膨れ上がってる。
だが、恐れてた事態が持ち上がった。東北電力の電力使用率が一時95.5%に達したというのだ。電力需給危機である。
もし100%を超えてしまったら・・大規模停電、混乱は目に見えてる。

(どこで秋の気配を感じるのか?センサーはどこなのか・・・)
電力8社は、各社逼迫する電力供給供給の中で、お互いの融通電力を確保しつつ、節電を呼びかけ、何とかこの夏を乗り越えようと懸命だ。
東北電力は果たして被災者の期待に応えられるのか?ハラハラ、ドキドキ、息を呑む日が続くことだろう!

(ミヤマカラスアゲハの一団が途絶えたら、キアゲハが・・・)
それにしても母なる地球に依存した人間社会の脆弱さを、改めて痛感せざるを得ないことではある。
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