【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 葛藤!

※Choiceの時代である。現代人は何事にもAorB(orC〜∞)の選択を迫られるようになった。だが、選択を強要されるのはオトナにとっても子どもにとっても何かと大変である。
※例えば中学生に「国語か社会か、どちらかを選んでテストを受けなさい」と指示したとしよう。両科目とも好きな生徒は、比較的早くテスト科目を決めるという。両方好きだからどちらでも受けたいという積極性が働くのだ。心理学ではこの状態を「正の葛藤」と定義づけてる。

(雨上がり。11℃。寒い。ウォーキングに行くべきか、行かざるべきか。ハムレットの心境)
※一方、どちらの科目も嫌いな生徒は、なかなかテスト科目を選べない。両方とも受けたくないからである。これは「負の葛藤」と呼ばれてる。「負の葛藤」は決定までの時間が長引くのが常である。
参院選の投票日が近づいてきた。我々国民が自らの意見を国政に反映すべく、政治家を選ぶ日である。本来はウレシイ日の筈だ。だが……不肖ワタクシはこの数日「負の葛藤」に陥ってる。オロオロしてると言ってもいい。

(飛び立つことを躊躇してるように思えるセグロセキレイ。何をためらってるのかはよく分らない)
※これまで50年近く選挙は殆ど欠かしたことはなかった。だから投票所へ行かねばと言う使命感がある。だが、候補者の名前を欠く動作がイメージできない。白紙なんである。う〜む、こんな選挙は初めてだ!ああ、気が重い…。