【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

“【空気】の威力”!

※道新の夕刊コラム「今日の話題」に考えさせられた。4日付同コラムは『年明け以降、芸能界をめぐる議論が何かとかまびすしい』としたうえで「SMAP」の分裂騒動を取り上げる。そして懸念を呈した。
※『ひっかかるのは、深い事情が判然としないままに関係業界で「悪役」が定められ、集中砲火が始まる現象だ。いわゆる【空気】を読んでいるのだろうか。日常生活でも同じような場面に出くわすことがある。

(窓からの反射が普段の光景を変える。自民党議員に反逆者はもう出ないのかっ?)
※「【空気】とは実に大きな絶対権をもった妖怪である」評論家の山本七平は1977年著書でこう書いている。太平洋戦争の開戦や戦艦大和の出撃の際、反対論が少なくないにもかかわらず主張されず、作戦が強行されたと指摘。
【空気】とは「それに抵抗する者を異端として『抗空気罪』で社会的に葬るほどの力を持つ超能力」と分析した。「KY]なる言葉が流行する30年ほど前だ。
※個別に聞くと誰もが首をひねる理不尽な計画が、なぜか会議では全会一致で採用されるーー。現代でも組織に属する人ならば経験があるのではないか』。

(角度を変えて撮ってみた。すると別の風景が見れる。出て来い、反骨の自民党議員!)
※コラム子は『個人が組織や社会の意向を忖度する傾向』がある日本人特有の価値観を披露したうえで、だがその価値観の『見直しを迫られる日は、そう遠くないのかもしれない』と締めくくった。
※このコラムを読んでいて、鮮烈に蘇ったのは雁首を揃えた自民党のセンセ達の精気のない顔だ。村上隆を除いて「アベ組長」の理不尽な計画に誰一人首をひねらない。
※さらには、こともあろうに「イナダ」某とか言う女看守との理不尽な猿芝居があってもウンでもなけりゃ、スンでもないッ!その【空気】が選挙民に伝わる。結果として支持率は上がってる。
※“【空気】の威力”というタイトルのこのコラム、ひょっとしたらコラム子は「SMAP」騒動なんかじゃなく、国会及び選挙民の体たらくを書きたかったんじゃないか?コラム子の名は(西田 浩雅)とあった。