【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「“ムダ”は本当に“ムダ”なのか?」

※散歩中の猫がハーネスをグイグイ引っ張って行く。何かを見付けたようだ。バッタか、それともトンボだろうか?突然、ハーネスが緩んだ。その鼻の先にはあれっ!意外なものが・・・。

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(何か月ぶりだろう、手前のブラシを回収できた)

※以前、トイレのブラシが庭先で盗難に会ったことは「犯人は誰だっ!」というタイトルで拙ブログに書いた。何と、その盗品の柄付ブラシが、拙宅から20mほど離れた枯草の中に横たわってたのである。

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(やはり、二つで一つの役割を果たすセットはいい!)

※泥棒犯人がカラスであるという信念は変わらない。が、恐らく持ち運びの重さに耐えかねたんだろう、夏場鬱蒼と茂った草むらで持ち運ぶのを諦めたに違いない。泥と枯草にまみれて汚れまくってた。

※盗品は手元に戻った。が、取り戻した高揚感はあまりなかった。次世代のブラシをすでに購入してたからである。それに、新ブラシのほうが使いやすかった。とはいえ、旧ブラシが盗まれた時の喪失感を考えると、捨てるわけにもいかない。というワケで、家に居てもらうことにした。

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(回収した草むらには翌朝しっかりと霜が降りた。寒いっ!)

※ふと「ムダ」という言葉が頭をよぎった。トイレブラシが2つもあるのは確かに「ムダ」だ。しかも一方は今後あまり使う予定がない!だが、この「ムダ」は、自分にとっては思い出の詰まる必要な「ムダ」と考え直した。

※そう言えば、効率ばかりが求められる世の中。恐らく効率主義が幅を利かせ始めたのは、第1次産業革命からだろう。今じゃ、マーケティング手法が確立し、政治にも経済にも「効率」が要求される。

※が、生き物の本質は「ムダ」の連続である。民主主義も恐らく「ムダ」の積み重ねだ。権力者が物事をいち早く進めるには、議論は「ムダ」な作業だし、相手の言い分を聞くことなんてもってのほかだ。

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(車のフロントガラスにも霜が貼り付いてた。やれやれ冬だ)

※トランプも、アベもプーチンも習も、「ムダ」を許さないことでは、体質的に同じと思える。そう言った意味で、世界の民主主義の中心を標榜するアメリカの、明日の中間選挙結果が気になる。

※もし、共和党が上下両院とも勝利するようなら、世の中に「ムダ」の存在は、「ムダ」になるだろう。アメリカと家来の日本の存在が問われてる!