【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「真弓」

※元阪神タイガースで大活躍し、監督にもなった選手の名前じゃない。キャバクラのお嬢さんの「源氏名」でもない。純粋に植物の名前だ。

 

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※「真弓(マユミ)」。日本全国の山地に自生するニシキギ科の落葉樹。枝には柔軟性があり、よくしなる。弓(丸木弓)の材料になったことから「真弓」と名付けられた。「真」(最高)の(高級な)「弓」というわけだ。

 

 ※今の季節、当地では、国道や道道の脇に華やかに、壮大に実を付けており、道路はまるで、歌舞伎の花道のような風情になる。この実に引き寄せられて冬が来る。が、色香に惑わされて、実に毒性のあることを忘れちゃならない。

 

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那須与一源平合戦で引いた弓は、この「真弓の弓」だったと言う。まあ神話に近い伝説ではあるけど、しなやかに、強く、遠くまで、しかも正確に、毒をもちつつ現代社会混沌(カオス)の根源を正確に射貫く「真弓」はないものだろうか?

 

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(ダリアのようなまん丸な心の在り様も、カオスを防ぐにはいいのかもしれない)

 

※一縷の望みは、政治家や企業家、制度などに頼ることじゃなく、実は身近にあるのかもしれぬ。そう、それぞれの心の中に、だ。「真弓」の枝の芯のように、決して折れない、しなやかな心の中に・・・。